久留里線・住民説明会で次々に廃線反対の声あがる

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6月1日に亀山地区における住民説明会が開催されました。60ある席は全て埋まり、発言者は14名ですべて廃線反対の意見でした。地元住民から次々と発言が相次ぎ、久留里線と地域を守る会からも三浦代表をはじめ参加者から発言しました。

説明会では、次のような意見が出されました。

  • 11日の検討会に呼ばれた自治会の代表は何の理由なしに、直前に呼び出された。住民を代表できないといっていた。
  • JRは黒字で配当しているのに赤字を理由に廃線はおかしい
  • 久留里~上総亀山間は日中帯に5時間半も列車が来ない。利用したくても利用できない。
  • 電力はどんな過疎地の一軒家でも電線は撤去しないで電気を送る。東電から電線撤去の話があるのか。(千葉県は「ない」と回答)
  • 亀山ダムを維持するには(リスク管理の点でも)鉄道は必要。
  • 子供が学校に通うのに、久留里線が久留里止まりのため部活ができず悔しい思いをした。(他にも子供の久留里線利用で苦労した話が出されました)
  • 国鉄・分割民営化の時、赤字路線はしないと言ったのに赤字をいうのはおかしい。
  • 観光協会の立場からも豊かな観光資源を活かし、利用者の誘致をやって欲しい。廃線にしないで欲しい。

翌日に予定されていた松丘説明会について、その場で台風を理由に「中止」と伝えられました。会場からは「それでどうやって住民の意見を聞くのか」と声が上がり、千葉県は「検討する」と答えました。

千葉県・君津市・JR千葉支社の「検討会議」で座長になった日本大学理工学部・藤井敬宏特任教授は「鉄道はインフラではない」などという、とんでもない発言をしています。JR千葉支社から参加した森原氏は「意見を総合的に判断していく」としか回答しませんでした。

さまざまなメディアでも報道され、注目を集めています。

千葉ニュース(チバテレ)「JR久留里線 久留里―上総亀山間 住民説明会 存続求める意見相次ぐ」2023/6/1
久留里線、亀山地区住民に説明会 「利用したくても利用できない」 本数減の影響指摘 存続や改善求める声相次ぐ:東京新聞 TOKYO Web
JR久留里線の久留里−上総亀山間(千葉県君津市)の交通体系を検討するとしてJR東日本千葉支社が県、君津市と協議を始めたことを受けて一日...
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