動労千葉木更津支部が主催した12月4日の「JR久留里線―房総廃線化を許すな!12・4上総地域集会」に参加してきました。地元の住民が中心となって150人が集まり、会場は座る席がないような状況になりました。
地元住民の方の発言の中でもとくに、JRが日中に5時間以上も列車が来ないダイヤを組んでいることについて、「利用したくてもできないようにしているとしか思えない」と話されたあと、「戦争末期、銃弾を作るために廃線にして線路を剥がしていたことを思い出した」という発言には、ハッとさせられる思いでした。全面的な廃線化と同時に、岸田政権が大軍拡・敵基地攻撃能力などの戦争国家化に突き進んでいることとが、一つの問題として感じられる発言でした。
また、地元の廃校問題に取り組む方が、交通や教育といった問題を「規模の大きさ」や「経済効果」で必要か否かを判断することがいかに間違っているかを話されていたり、他の住民の方からも「子供が東京に進学すれば、地方で稼いだないお金から絞り出して仕送りをして、そのお金が東京に落ちる。それで『こちらの路線は赤字だから切り捨てます』では納得できない」といった話をされていたことも印象的でした。
こういった地域からの運動に、地元の青年が参加して発言していたことも運動の大きな力になると感じます。その青年労働者は、赤字ローカル線が「問題」とされるのは民営化したからであり、国鉄分割・民営化そのものが重大な誤りだったと訴えました。運動の成功に向けて、千葉の地から一緒に闘っていきたいとおもいます。