久留里線と地域を守る会-JR千葉支社交渉

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久留里線の存続を求める署名第2次分として5599筆を提出第1次分と合わせて14747筆を提出

5月21日、久留里線と地域を守る会(以下、久留里線の会)は、JR東日本が久留里線・久留里~上総亀山間の廃線申請行ったことに抗議し撤回を求めてJR千葉支社との交渉を行った。
交渉の冒頭、久留里線の会・三浦代表から、久留里線の存続を求める署名の第2次集約分として5599筆が提出された。第1分(昨年12月に提出)と合わせると14747筆にのぼる署名が集まり、久留里線の廃線に反対する声が大きく広がっているにもかかわらず、無視して廃線申請を行ったJRの姿勢を糾した。
交渉の中で久留里線の会からは、①廃線を急ぐ理由、②バス代替で18年間20億で賄える根拠、③この間、久留里線の費用が3分の1まで改善しているのに何故廃線にするのか、④木更津~久留里間についての今後の展望等について書面で提出し、議論が行われた。
JR千葉支社は、①について、「千葉県、君津市、住民代表を含めた検討会議の結果を受けて昨年11月に『モードチェンジ』を発表した」「鉄道の廃止は鉄道事業者が判断する」「法律に基づき対応する」などとして、沿線住民や鉄道としての久留里線存続を求める声には一切応じようともしない回答。
②について、「18年間20億円は、あくまでも運行費用である」「18年を過ぎた場合でも、誠実に対応する」「代替バス運行は君津市が行う」と回答するだけで、代替バスの経費等重要な部分の回答は一切行わないという不当な対応を行った。
③について、「(乗客数が増えて費用が改善しても)鉄道の特性である大量輸送を発揮できていない」として乗客が少ない=「赤字」だから廃線にするという言語道断の回答を行った。
これに対して久留里線の会からは、「この間、久留里線・久留里~上総亀山間の利用者が増えている。4月末に上総亀山駅で署名活動行ったが、1列車で平日30名以上、土日では70人以上が利用している」との事実を突きつけて廃線申請の撤回を迫った。
JR千葉支社は、「利用者が増えているのは事実だ」として認めざるを得ない回答を行ってきた。しかし、「廃線申請を変更することはない」として、久留里線の会からの要求・要望を拒否する回答行った。

将来のために久留里線・久留里~上総亀山間は存続すべき!

最後に久留里線の会は、「学校も統廃合で減り、その上に鉄道もなくなったら上総地域はさらなる過疎化が進み、人口も減ることになる」「将来のために久留里線は存続すべきだ」と訴えるとともに、今後も久留里線・久留里~上総亀山間の存続を求めて沿線住民などと連帯して闘い続けること、JR千葉支社に対して今後も要請行動等を行うことを明らかにして、JR千葉支社交渉を終了した。

日刊動労千葉 №9708 2026.05.28

要 望 書(抜粋)

私たちは沿線住民の意見を集約し、JR東日本千葉支社をはじめ千葉県、君津市及び国土交通省に「久留里線存続」を求める声や、1万1千筆を超える署名を届けてきました。貴社が「来年4月1日に久留里線を廃止する」と国交省に届けてからも「久留里線存続」の署名は引き続き集まっています。

 私たちはあくまでも久留里線は地域住民にとって不可欠の公共交通である事を訴え、是非とも久留里線の廃線化を思いとどまっていただきたく以下の要請を行ないます。

  • ①JR東日本は3月9日、「久留里線(久留里~上総亀山間)を2027年4月1日に廃線する」と国土交通省に届出ました。千葉県が主催した「JR久留里線(久留里~上総亀山間)沿線地域交通検討会議」の結論は、「鉄道の廃線は前提ではく、あくまで参考にするものであり、上総地区の交通は、法定協議である君津市地域公共交通会議で議論して決めることになっていました。しかし同協議会では、代替バスの運行計画のみの議論に終始し、一度も久留里線についての議論はしていません。

 貴社の廃線届けは3月9日に提出されました。25年度第4回君津市地域公共交通会議が開催される前の廃線届けと、なぜ廃線を急ぐのか甚だ疑問です。その理由をお聞かせください。

②JR東日本と君津市の基本合意書に「バス代替費用18年間⒛億円をJRが拠出」とあるが、年間1億1千万円で2台のバスを1日13往復運行することになり、今日の物価上昇、今後残すであろう鉄路や駅舎等の管理・メンテナンス費用を賄えるのか危惧するところであります。

 18年間が過ぎたら、上総地区の公共交通をどのように保証するかお聞かせください。

③2025年夏の久留里、松丘、亀山の3地区で実施された住民説明会で、久留里線の赤字についての説明は2021年の「1日の乗車人員55名」「100円稼ぐのに1万9000円かかる」とコロナ禍の鉄道利用者が最も減少したときの数値を用いていました。3月9日の廃線届けのときは、2024年の「1日の乗車人員は76人、100円稼ぐのに6694円」とおよそ3分の1まで改善した数値を発表しました。

 廃線届け発表まで収支率最低のデーターを用いていたのに、廃線届け提出を機に「改善した」数値

を用いた理由をお聞かせください。

⑤JR千葉支社三島社長は「過疎化によって(利用者の減少など)同様のケースは今後とも起こりうる」「地元住民を巻き込んで検討会議を立ち上げたことは非常によかった」(「東京新聞」2/18付)と言っています。JR東は23年7月に全国1日平均通過人員2000人に未満の線区を公表し、これらは廃線対象であると言わんばかりです。久留里線は上総亀山から木更津まで32・2㎞の路線であり、久留里~木更津間の平均通過人員は1日1021人であり「次の廃線の対象」になることは想像に難くありません。内房線、外房線も然りです。

今後久留里線の久留里~木更津間での赤字についての話し合い(検討会議)を立ち上げるおつもりでしょうか。久留里~木更津間の存続を求めるためにも久留里線(久留里~上総亀山間)の廃線は絶対に反対です。内房線、外房線も然りです。

⑦今般の「首都圏一極集中」「少子高齢化」「人口減少」「インバウンド」などを考えるにあたって、久留里線の廃線計画は、極めて拙速ではないでしょうか。最近の久留里線は乗車人員が増えています。この間、14:08に上総亀山駅に到着する列車は平日でも50~60人が降りてきます。これだけでも久留里線の廃線は間違っています。久留里線の存続は可能と考えます。

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