12/18(木) 16:49配信
JR久留里線の久留里―上総亀山駅間で廃線の方針が示されていることに対し、沿線住民らで構成する市民団体が12月17日、鉄道の存続を求め、9000人余りから集めた署名を市に提出しました。 沿線住民らで構成する「久留里線と地域を守る会」などの関係者らが17日、千葉県君津市役所を訪れ、沿線住民を中心に集めた、9148人分の署名を提出しました。 署名運動は2025年9月下旬から2か月半ほどの期間に沿線の駅や戸別訪問、それにオンラインで受け付け、特に廃線の方針が示されている上総亀山駅周辺の亀山地域では、地域住民の7割に当たる900人近くの署名が集まったということです。 久留里線と地域を守る会の三浦久吉代表は、「市には住民の声をもっと聴いてもらい、廃線に賛同するような動きは慎んでもらいたい」と要望しました。 これに対し、市の担当者は「署名はお預かりさせていただきます」と応えていました。 JR久留里線を巡ってはJR東日本が2024年11月に廃線する方針を表明していて、君津市は現在、鉄道の代わりとなる交通手段として路線バスの導入の検討を進めています。
