2025/9/29
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/719349
広島県庄原、安芸高田両市議会は29日、沿線自治体やJR西日本でつくる再構築協議会で存廃議論が進む芸備線をはじめ、全国のローカル線の安定的な維持、確保を国に求める意見書案を可決した。
意見書では、持続可能なまちづくりと中山間地域づくりの観点から、将来の国の在り方を見据えた交通施策としてローカル線の位置づけを明らかにする▽自治体や地域が行う利用促進への取り組みを支援し、鉄道事業者が協働するよう働きかける―の2点を求める。
この日の庄原市議会本会議で提出者の前田智永(ちえ)市議は「ローカル線は国の交通政策と地域づくりの根幹。適切に維持されるべきだ」と述べた。
意見書案は、広島県内の芸備線沿線4市の市議有志でつくる議員連絡協議会がまとめた。広島市議会は25日の定例会最終日に可決、三次市議会は12月の定例会で議員提案する見通し。(菊池諒)
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