久留里線存続へ 沿線住民の切実な訴え
10月19日、「守ろう久留里線!亀山集会」が開催され、100名以上が集まりました。集会では久留里線・内房線・外房線の各守る会や、地元の市議会議員、沿線住民などから発言がありました。
【集会での沿線住民からの訴えを紹介します】
◯小中学校の統廃合で子どもたちの声が消え、久留里線の問題が出てきた。また大事なものをなくすのかと思った。「2億4千万円の赤字」と言われ、初めは代替交通にしないといけないのかと思った。
でも、地元が「廃線やむなし」と諦めたら鉄道は戻ってこない。「絶対に廃線にさせない」という強い気持ちを亀山に住むみんなが持たないといけないんじゃないか。「代替交通」はごまかし。久留里線を残すことは非常に大事。亀山地区住民全員で久留里線存続へ闘っていきましょう。
◯中学校の教員でした。部活をやる子どもたちは亀山から久留里線に乗って登校するが、下校時には列車は全部久留里止まり。お家の人が久留里駅まで車で迎えに来てラッシュのようになる。迎えに行けないお家は部活をやりたくても早く帰るしかない。
何十年も前からそういう思いをする保護者や子どもたちがいて、20時の電車を一本でも亀山まで延ばしてほしいと言ってきた。しかし、いまだなされていない。こういう現実を見たら、久留里線廃線がどんなに大変かを分かってもらえると思う。
久留里線に乗ると両サイドから竹がずっと当たって驚いた。こんな管理をしておいて「乗客が少ない」と言えるのか。久留里線を残していただきたい。
◯小学校の教員でした。定年直後に統廃合計画がでてきて、8校あった小中学校は3校にされた。要するに赤字かどうかで考える人が多い。地域住民が「赤字だから私たちにも責任がある」「仕方がない」という考え方を止めて、久留里線を残すことが地域を守ることだと声を大にしていってほしい。
◯小学校統廃合で(校区が広範囲になり帰宅すると学校の友達と遊べないので)子どもたちの居場所づくりのため週1回クラブを運営しています。
送迎バスが出せず、亀山の保護者の方が久留里駅まで迎えに来ると距離もあり、時間もかかる。それなら久留里線を使ってはということで、4年目になりますが初年度から久留里線を使っています。
久留里線を子供たちが使うことは明らかになっています。子どもたちは色んな経験をするから成長していく。廃線になれば経験できることも少なくなるので、残してほしいと思います。