『今こそ鉄路を活かせ!~地方創生への再出発~ 』

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これまで「岐路に立つローカル線」の現状をお伝えしてきた「甦れ!東北の鉄路」シリーズ。昨年の番組では、北海道の函館本線、長万部~小樽(140キロ)は、すでに廃線が決まり、函館~長万部(112キロ)は協議中であることを報じた。また番組では、北海道と本州を結ぶ貨物輸送が途絶えることを危惧し、食糧の安全保障や有事の観点から国土交通省や防衛省を取材。函館本線を残すべきではと主張した。
その後、昨年7月に開かれた国土交通省、北海道庁、JR北海道、そしてJR貨物との協議会で、函館~長万部間を貨物専用線として存続させることで合意。整備新幹線の平行在来線が、このような形で存続するのは初めてのことである。
しかし一方で、2024年4月1日、北海道の最長路線である根室本線、富良野~新得(81.7キロ)が廃止され、2026年3月には留萌本線全線廃止、そして北海道新幹線札幌延伸の2031年度に函館本線、長万部~小樽(140.2キロ)が廃止される。このまま鉄路を活かす対策を講じなければ、恐らく北海道は札幌近郊の鉄路しか残らないこととなる。そして、同様の形で全国の赤字ローカル線を廃止すれば、鉄路は都会にしか残らない状況となる。国策として「地方創生」が推し進められる中、この状況が続いて良いのだろうか?
そこで今回は引き続き、いま全国のローカル線で何が起きているのかを、つぶさに取材。ローカル線の存廃問題は一地方の問題でなく、わが国の社会問題として考えるべき課題であることを、具体例を挙げながら考える。

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