2022年7月25日、国交省「鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会」が討論を取りまとめて提言を発表しました。
検討会は2022年2月に開始され、国とJRが「地元自治体の責任で廃線を決めさせる」ための仕組みを作ろうとされていました。検討会が始まったことを契機に、JR西日本は4月に、東日本は提言を受けて7月28日に「輸送密度2千人未満」の赤字線区の収支を初めて公表しました。
JRが前のめりに廃線化に進もうという状況の中、全国の鉄道を守り、地域の生活を守る各地の運動をつないでいくことが必要だと考えて、この「全国ネットワーク」をたちあげました。
鉄道は公共交通機関です。役場や学校、病院、郵便局などのように、地域にとってなくてはならないものです。列車の切り捨て・廃線化は、地域破壊を一気に加速させるものです。
国鉄を分割・民営化したことの失敗を、沿線地域に押し付けるなど許されません。JRが「株主価値」「黒字化」のために、地域の生活や労働者の権利を切り捨てることには反対です。
是非、各地の鉄道や地域の状況、運動の報告や呼びかけを寄せてください。